日仏協会について

静岡日仏協会からのご挨拶

静岡日仏協会は静岡大学のフランス語担当教官が中心になり、戦後間もない頃に設立された歴史ある協会です。それ以来、静岡市の公民館を会場に毎年フランス語講座を開催し続け、延べ数千人に達する受講生の皆さんを対象に、静岡におけるフランス文化の普及に力を尽くして参りました。中級クラスには何十年も続けて受講されている方々もおられますし、この講座を巣立って行かれた中には旅行や留学の機会にフランス語を生かされる方々はもちろん、静岡大学や静岡県立大学等で社会人入学生としてさらにフランス語フランス文学の研鑽を積まれた方、お仕事で新たにフランスとの取引を始められた方等々、私どもが誇りに思っている例がたくさんあります。

しかしながら、このようにフランス文化のすそ野を拡げることに貢献した協会も、語学学習以外のフランス文化振興、日仏交流に積極的に関わってきたとはとても言えないものがあります。かねてより、協会の拡大と活発化への要望は方々から寄せられておりましたが、2004年度にようやく、正式の会員募集を開始し、会報の発行、各種講演会、音楽会、映画会、パーティ、情報交換などのイベントを開催しております。静岡には協会の活動を待たずに、これまでにもフランス語・フランス文化をテーマにした小さなグループがたくさんありましたが、これらの、小回りのきく自由な活動はそのままに、グループ間の連絡を密にしてより大きな活動が可能となるようにしたいと考えております。また、フランスと関わりのある企業、団体、お店の方々にとっても、お仕事の活性化の手段となれば幸いです。

このホームページをご覧になれば分かるように、協会の未来図にはまだ空白がたくさんあります。それを皆さんのアイデアと行動力で埋めて頂くべく、協会のスタッフとしてご協力、ご助言を頂ける方を現在募集しておりますので、積極的にご応募下さい。

静岡日仏協会 事務局長 今野喜和人(静岡大学人文学部教授)